アートセラピー
アートセラピーとは
昔から,アートを制作することにヒーリング効果がある事は知られていましたが、専門分野としてのアート・セラピーは50年以上前にニューヨークで治療の一部として始まりました。
アートセラピーでは、悩み事を言葉で表現するのが難し場合、心の奥に眠っている感情をビジュアルにして自分自身を理解し、自己啓発の道具として使うことが出来ます。
美術教室では、どうすれば写実的なイメージが作れるか、色の混ぜ方はどうすれば良いかなどの技術力を学習しますが、アートセラピーでは自分の心の中にあるものを、セラピストのサポートの下に表現し、作品を作り出す過程で、自分の悩みをはっきりさせ、リラックスし、気持ちが晴れ、問題の解決策を探ることを目標にしています。
アートセラピストと美術教師の大きな違いは、アートセラピストは心理学のトレーニングを受けていて、カウンセラーとしての仕事も出来ることです。アートセラピストになる為のトレーニングは心理学、スタジオ・アート、美術教育の三本立てでかなり厳しいものです。
どんな材料を使って、何をするのでしょう?
アートセラピーでは、普通、鉛筆、色鉛筆、パステル、絵の具、粘土などを使って制作しますが、それ以外の、たとえばどこかにころがっていた物を組み合わせて、貼り付けたりしてもいいわけです。絵が上手に描けるかどうかよりは、やってみたい、試してみたいといった気があれば大丈夫です。
たとえば、何かもやもやした気持ちがあるのだけど、どうしていいのか分からない時は、パステルを持って円や線を描いたりするなぐり描から始めます。そのうち、形が何かに見えてきたり、色使いで、自分の感情が見えてきたりします。
ストレスがたまってイライラしている時などは、柔らかな陶芸粘土をこねるところから始めたりします。粘土の中にある空気を抜く為に、ボールのように机にたたきつけたり、木のかなづちでうち付けたりもしますが、最終的には何かの形のあるもの、自分の気持ちが反映するものを制作していきます。粘土自体を触っているだけで、リラックスしてきます。
写真や、他の人の作品にアイデアーを見つけそれをもとに制作をすることもあります。
どのような、アプローチをしていくかは、セラピストと、あなたの話し合いによって決めていきます。
アートセラピーで取り上げる悩み事
大人
- 極度の落ち込み、鬱状況や不安
- 人生の展開期の悩み(離婚、失業、移民等、キャリアの伸び悩み)
- 慢性病とそれに対する悩み、葛藤
- ストレス・マネージメント
- 怒りのマネージメント
- 家族関係の問題
- 家族、友人との死別、悲しみ
- アルトサイマー病など
子供
- アメリカ生活に馴染めない
- 怒りのマネージメント
- 両親の離婚に伴う問題
- 親子関係の問題
- 自信がなくて学校での成績が悪い
- 登校拒否
- いじめ
- 友達が出来ない
- 親子関係の問題
- 自閉症・アスペルガー症・広帆性発達障害
ティーンエージャー
上記の子供の問題に加えて
- 極度の反抗
- ドラッグ・お酒の問題
等です




